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ニュース

2021.05.10

営農型太陽光発電(ソーラーシェアリング)の運転開始について

 株式会社NTTスマイルエナジー(本社:大阪市中央区、代表取締役社長 小鶴慎吾、以下、NTTスマイルエナジーという。)は、農地における営農と発電の両立に資する営農型太陽光発電(以下、ソーラーシェアリング)設備を構築し、このたび第1号設備の運転が開始したことをお知らせいたします。

1.背景
 NTTスマイルエナジーでは、日本の再生可能エネルギー普及に向けて、太陽光発電の長期安定稼働に貢献する遠隔監視サービス「エコめがね」に加え、自らが事業主体となって太陽光発電設備を構築・運営する事業を行っており、これまでに未稼働の発電設備の稼働を促進する「ご縁ソーラープロジェクト」、災害時に避難所の非常用電源としてご利用頂く「学校への太陽光無償設置プロジェクト」、企業のBCP対策や脱炭素化を支援する「蓄電池付きPPAモデル」などに取り組んでまいりました。
 このたび、NTTスマイルエナジーの新たな取り組みとして、農地における営農と発電の両立により、再生可能エネルギーの普及、地域の防災力の強化、加えて食物・エネルギーの地産地消に貢献することを目的としたソーラーシェアリング設備を構築し、第1号設備の運転を開始いたしました。

 

2.自社所有のソーラーシェアリング設備について

■設備内容
・設置場所(数):栃木県内(低圧8設備)
・運転開始予定:20215月上旬から順次
・設備所有者:株式会社NTTスマイルエナジー
・施工・保守事業者:株式会社グリーンシステムコーポレーション
・営農事業者:株式会社グリーンウィンド(グリーンシステムコーポレーションのグループ会社)
・農作物:麦、大豆、小豆など(有機栽培であり、地元店舗にてパンなどで販売)
・監視・非常用電源:エコめがねによる遠隔監視(出力制御にも対応)
          災害時の非常用電源の設置(近隣自治会に事前に利用方法を周知)

■施工・保守事業者について
・株式会社グリーンシステムコーポレーション
 栃木県宇都宮市に本社を置き、これまで個人住宅への設計・施工を約6,000件手掛け、約783件の野立て太陽光発電所 (合計出力105MW相当)の構築実績があります。また、有機農業と太陽光発電を融合したソーラーシェアリング型農業への実績を伸ばしています。

■営農事業者について
・株式会社グリーンウィンド
 グリーンシステムコーポレーションのグループ会社で、太陽光発電所のソーラーパネルの下で有機農法による農産物の栽培を行う農業生産法人です。6次産業化として安心安全な食品の開発から、店舗・ECサイトでの販売までを行い、ソーラーシェアリングやスマート農業など次世代農業を通じ、農業就業人口の高齢化や耕作放棄地の増加などの社会問題解決に取り組んでいます。

 

■本件に関する問い合わせ先
株式会社NTTスマイルエナジー 明日づくり本部 担当:勝島 棚瀬 
Mail:solar_sharing@nttse.com

 

3.今後の展開
 NTTスマイルエナジーは、本件を通じてソーラーシェアリング事業の運営ノウハウの獲得や今春、要件緩和された荒廃農地を活用したソーラーシェアリングの更なる拡大について検討すると共に、ソーラーシェアリング特有の監視・制御機能の検討や、荒廃農地などを活用した非FIT太陽光発電向けのエコめがねの検討や開発を行うことで、再生可能エネルギーの更なる普及拡大や地域のレジリエンス強化、さらには農業の持続化などに貢献してまいります。
 また、再生可能エネルギーの地産地消を推進するため、当社親会社であるNTTアノードエナジー株式会社が宇都宮市と共同実施を予定している「地域新電力」との連携についても検討してまいります。

 

-報道関係からのお問い合わせ先-
株式会社NTTスマイルエナジー スマイル運営本部 担当:上田 綿田
TEL:06-6221-5301 MAILhoudou@nttse.com
※ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表時のものです。 最新の情報と内容が異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。